黒紋付
雲玄染
大黒

正倉院、千二百年の歴史を今に伝える「生繭生糸」と「雲玄返し」のハーモニーから生まれた黒紋付の逸品。

kiji

 

天女生繭生糸

 

正倉院の絹織物が千年以上経った今でも色あせることなく現存しているのは、生繭生糸を使っているからです。現代の絹織物の大半は、人工的な加工及び大量生産体制のため、蚕を高熱で殺し、さらに繰糸の時間を素早くするために高速で繭から生糸を繰っています。そのため生糸は絹本来の持つ優れた光沢と色艶、強度が失われてしまいます。 雲玄染に使用の「天女生繭」は1200年前の生繭生糸と同等の品櫃です。

雲玄染

「天女生繭」も蚕の生きた状態で乾燥し、超低速で繰糸をします。しかし、生繭生糸の生産は1年の中でも春・秋に限られ、年2回しか生産できない貴重品です。

 

生繭生糸の特徴
1.極めて細くしなやかな糸だから着やすく、肌さわりがよい。
2.シワの回復性に優れ、お手入れも簡単。
3.艶やかな光沢、冴えた染め上がり耐久性に優れ色あせることがありません。

kiji

雲玄返し 

雲玄染

雲玄返しとは、1200年前に行なわれていた雲玄染の逆の方法を用いて現代の染色に当てはめた染色方法です。雲玄染は正倉院に保存されている絹織物の中でももっとも美しいぼかし初めの技法のことです。その雲玄染の逆の技法を開発。下染から上染までの七段階に濃く染めていく技法に成功したものが『雲玄返し』です。