黒紋付
媒染浸

人々が最初に試みた染めは、大自然の無垢の色を活かした植物染です。
植物染の中でも紅色に発色する植物は限られています。紅色は黒染めの下地に使うとたいへん鮮やかな発色と光沢が再現できます。しかしながら紅色の下染はたいへん技術力が必要であり、その技法は秘伝の技と言えます。この度その技法を再構築し、直伝され、洗練された技術によって生み出されたものが本製品『媒染浸』です。
柊屋新七 四代目伝授

 

天女媒染浸 天女媒染浸媒染浸

kiji

 

冬:浜ちりめん  夏:五泉小熊

 

kiji

京紫ー紫草の根による下染

 

山の傾斜地などに生える多年草で、太く地中に真っすぐに伸び濃い赤色をして根の周辺の土を赤紫に染めています。分布は日本、中国、アムールです。古代では服色最高位を染めてきました。また薬用にする生薬名は紫根です。
京紫で下染されたものに黒(ログウッド・植物染料)で重ね染をして、絹独特の風合い、色艶と最高の黒色が誕生します。それが天女媒染浸です。